村又さんの秘密 上巻[井雲くす]
村又さんには秘密があった。
普段は口元を手で覆い隠していたが、
「スプリットタン」=舌先が二股に分かれていた。
部下思いの優しい村又さんは、
失敗した部下である梶を励ます為に自宅へ飲みに誘った。
自分の家飲みのため油断してしまった村又さんは、
ついうっかり口を覆い隠すのを忘れその秘密を見られてしまった。
その舌に興味を持った梶は童貞であった為に、筆下ろしをそれとなく求めてくる。
そんな梶に思いを寄せはじめた村又さんは、スプリットタン特有の舌技で攻め立て始める。