御魂 ~忍~

くノ一

御魂 ~忍~ 巻の一

鎌倉が滅んだ後、世の中は乱れ、北と南に分かれて争うようになった。「南北朝時代」の始まりであった。北と南に二つの都が生まれ、それぞれに帝を立てる。そんな時代に忍として生きる者たちがいた。貴族に生まれながらも官位が与えられずに釈然としない日々を送る吉野の奥深くにある「南朝」の忍・八尋。風賀の里に住む凄腕の「北朝」の忍・朧。彼らはそれぞれに神器奪回の命を受け仲間達と旅に出る。
3P・4P

御魂 ~忍~ 巻の二

めくるめく官能の果て、三種の神器が今ここに…!!蘭・八尋・諏慧姫・紅羽一行は、性技を駆使した秘術によって神器‘勾玉’を手に入れる。だが、それらを狙う敵の手先が襲いかかる…!!朧・紫芳の二人と合流した蘭らを練り雲雀にし、今こそ神器のことごとくを強奪せんと、文観率いる尖兵たちが一斉に牙を剥いたのであった!!切っ先が閃光となって空を裂く中、召喚されたスサノオとオロチも鮮血を迸らせる…!大山鳴動する戦いの果てに、彼らは何を見るのか…!!?