夜●いする七人の孕女

姉・妹

夜●いする七人の孕女 上巻 淫らな訪問者

<STORY>部屋から漂う甘い匂い。雅也は夢を見ていた。それはただの夢ではなく、出会ったばかりの女性が淫らに迫ってくるという内容のものだった。母子家庭で育ってきた雅也は、ある日、音信不通であった父がなくなったという知らせと腹違いの妹がいると言う内容の手紙を受け取る。彼は戸惑いながらも、事実を確かめようとして父の故郷の島へと向かった。手紙の差出人である宮倉由乃は、亡くなった雅也の父の跡を継いでこの島の当主となって欲しいという。突拍子な話に結論を出すことが出来るはずもなかったが、無医村であるこの島に、医者としてしばらく滞在することにした。そして、雅也はその晩から毎日のように淫夢を見ることになる。淫夢の余韻を覚ます為に海岸まで来た雅也は、そこで百瀬麻希に出会う。麻希は雅也に対して冷たい態度を取る。村の全員が雅也を歓迎していないことを認識させられる。そして夜が訪れる。甘い匂いと共に現れたのは百瀬麻希であった。
姉・妹

夜●いする七人の孕女 下巻 当主の花嫁

病弱な明日花は、学校へ登校する日が少ない為、友達があまりできず、独りでいることが多かった。亡き父から、雅也の事を常々聞かされていた明日花は、理想の兄雅也に会える日を楽しみにしていた。雅也と対面し、明日花は彼が思い描いていた理想の兄であることに喜んだ。その無邪気な愛情は明日花が妹ではなく女性であることを意識させてしまうようなことがあり、雅也を困惑させてしまうことがあった。島に暮らす女性が、当主の子を宿すことは名誉なことである。このような考えから生まれた夜●いという伝統…。雅也は島の女性達と持っている。そのことを知った明日花は妹として愛してもらいたい、女性として愛してもらいたい、二つの心境が去来して複雑な思いを抱くことになるのであった。